古民家改修 最初の一手
2020年05月26日
解体が終わるか終わらないうちに、先ずは柱の傾きや床の高さを調整し
足元を固めていくことが第一歩。
足元がばらばらのままだと地震が来た時に太刀打ちできません。

ここまで一気に進めたら、次は屋根に上がって垂木と野地板。
雨を漏らすわけにはいきません。
大工さん、息つく暇もなく次々こなしていきます。

足元を固めていくことが第一歩。
足元がばらばらのままだと地震が来た時に太刀打ちできません。
ここまで一気に進めたら、次は屋根に上がって垂木と野地板。
雨を漏らすわけにはいきません。
大工さん、息つく暇もなく次々こなしていきます。
改修工事が始まりました in 大原
2020年05月14日
コロナ自粛でひっそりとした大原三千院近くで改修工事を始めました。
京都の景観重要建造物に指定されているかやぶき屋根の古民家。
台所の天井を解体するとツヤのある煤竹がお目見えしました。

足元は調査の時から心配していた通りかなり手ごわそうです。

古民家を解体すると壁がほとんどない上に柱の足元が傷んでいたりして心細い
思いになるのですが、大工さんや監督さんと打ち合わせをして、
改修の方向性を再確認していくとまた期待が膨らんでいきます。
京都の景観重要建造物に指定されているかやぶき屋根の古民家。
台所の天井を解体するとツヤのある煤竹がお目見えしました。

足元は調査の時から心配していた通りかなり手ごわそうです。

古民家を解体すると壁がほとんどない上に柱の足元が傷んでいたりして心細い
思いになるのですが、大工さんや監督さんと打ち合わせをして、
改修の方向性を再確認していくとまた期待が膨らんでいきます。
一人ビブリオバトル 三冊目
2020年05月13日
ゴールデンウィーク最後に読んだ本は 塚本哲也さんの 『エリザベート』
この本は多分25年くらい前にウィーンが好きで買った本。
図書館も閉まって、本屋さんからも足が遠のいたので、家の本棚から探し出しました。

第一次世界大戦後から第二次世界大戦を終えたころまでのヨーロッパの激動の時代。
オーストリア最後の皇女エリザベートの人間としての魅力もさることながら
全ヨーロッパやロシアの熾烈な覇権争いの複雑な状況に、読みながら手に汗握ります。
日本では第二次世界大戦は真珠湾攻撃から始まったという思いが強いですが、
ヨーロッパではヒトラーが現れたおかげで戦争へとぐいぐい進んでいってしまう。
各国に優秀な首相や大統領がいて、平和な暮らしを強く願う民衆がいるにもかかわらず、
望んでもいない戦争に突入する状況の恐ろしさ!
こういうことは何度も振り返りながら二度と最悪の事態にならないよう記憶にとどめて
いかないといけませんね。
新型コロナを戦争のようと表現していることもありますし、医療現場では似たような状況にも
なっているかもしれませんが、人間の尊厳や人間らしさを失ってしまう戦争とはやっぱり違う。
まだまだ、愛があります!
この本は多分25年くらい前にウィーンが好きで買った本。
図書館も閉まって、本屋さんからも足が遠のいたので、家の本棚から探し出しました。
第一次世界大戦後から第二次世界大戦を終えたころまでのヨーロッパの激動の時代。
オーストリア最後の皇女エリザベートの人間としての魅力もさることながら
全ヨーロッパやロシアの熾烈な覇権争いの複雑な状況に、読みながら手に汗握ります。
日本では第二次世界大戦は真珠湾攻撃から始まったという思いが強いですが、
ヨーロッパではヒトラーが現れたおかげで戦争へとぐいぐい進んでいってしまう。
各国に優秀な首相や大統領がいて、平和な暮らしを強く願う民衆がいるにもかかわらず、
望んでもいない戦争に突入する状況の恐ろしさ!
こういうことは何度も振り返りながら二度と最悪の事態にならないよう記憶にとどめて
いかないといけませんね。
新型コロナを戦争のようと表現していることもありますし、医療現場では似たような状況にも
なっているかもしれませんが、人間の尊厳や人間らしさを失ってしまう戦争とはやっぱり違う。
まだまだ、愛があります!
一人ビブリオバトル 2冊目
2020年05月12日
一人ビブリオバトルの2冊目は
本屋大賞ノミネート作 砥上裕將さんの 『線は僕を描く』

ラジオで紹介されていたのですが、本を読んでいるうちに描かれている絵を
見ているような気がしてくるということでした。
ちょうど言葉で音楽を表現できる人がいるんだと感動していたところだったので
言葉で絵を表現する小説にも興味津々。
作者自身が水墨画家で、ストーリーも水墨画について書かれているので
リアルに深く表現できているのでしょう。
本当に線の一本一本を描く心境が伝わってくる気がします。
水墨画と聞くとあまりなじみがなく、地味な印象があるのですが、
ストーリーはやわらかく温かな印象です。
そして、水墨画に自分が抱いていたイメージが全く違ったものに変わりました。
シャープな線、たおやかな線、力強さを感じたり、光に輝いている感じがする等
奥深いな~と
『蜜蜂と遠雷』にも言えることですが、どちらも登場人物の素直さや心が前のめりに
開いていく感じがとってもいい!
本屋大賞ノミネート作 砥上裕將さんの 『線は僕を描く』
ラジオで紹介されていたのですが、本を読んでいるうちに描かれている絵を
見ているような気がしてくるということでした。
ちょうど言葉で音楽を表現できる人がいるんだと感動していたところだったので
言葉で絵を表現する小説にも興味津々。
作者自身が水墨画家で、ストーリーも水墨画について書かれているので
リアルに深く表現できているのでしょう。
本当に線の一本一本を描く心境が伝わってくる気がします。
水墨画と聞くとあまりなじみがなく、地味な印象があるのですが、
ストーリーはやわらかく温かな印象です。
そして、水墨画に自分が抱いていたイメージが全く違ったものに変わりました。
シャープな線、たおやかな線、力強さを感じたり、光に輝いている感じがする等
奥深いな~と
『蜜蜂と遠雷』にも言えることですが、どちらも登場人物の素直さや心が前のめりに
開いていく感じがとってもいい!
スピカさんに写真を撮ってもらいました
2020年05月11日
「一人ビブリオバトル」は明日においといて
今日は、スピカさんに撮ってもらった写真が届きましたので
見ていただきたいと思います。

リビングからダイニングキッチンを見たところ。
大きな屋根に覆われている安心感がありながら、高い天井と大きな窓による開放感。
設計者のお気に入りですが、住まい手さんの感想はどうでしょう・・・

子供室の前の廊下には長いカウンターと本棚が並ぶ図書コーナー。
ここは子供たちのお気に入りのスペースになるといいな。
今日は、スピカさんに撮ってもらった写真が届きましたので
見ていただきたいと思います。

リビングからダイニングキッチンを見たところ。
大きな屋根に覆われている安心感がありながら、高い天井と大きな窓による開放感。
設計者のお気に入りですが、住まい手さんの感想はどうでしょう・・・

子供室の前の廊下には長いカウンターと本棚が並ぶ図書コーナー。
ここは子供たちのお気に入りのスペースになるといいな。
一人ビブリオバトル
2020年05月08日
どこへも出かけられない長いお休み。
畑を耕し、たくさんの良い本に出会い、ちょっと充実
良かった本をご紹介したくて久々に書きます。
1冊目は恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」

これは映画化されているのでもう見た方もいらっしゃるかもしれませんが、
とにかく文章でこれだけ音楽を語れるのかということに驚きです。
あまりたくさんのクラシック音楽を知らない私でも音楽会にいった気分が味わえます。
頭の中でピアノの音が鳴り響いてくる感覚にまでなって来るんです!
最近では聞きたい曲がYouTubeで聞けたりするので、
読み終えたらすぐその曲に浸れるというのも・・・今時ですね。
そして登場人物も皆魅力的な人たちばかり、とにかく清々しい。
恩田陸さんの物語は、頭の中にすごく色んな感情や景色を湧き出させ
長い旅をしたような感覚になることが多いのですが、実際、本の設定は
その場所だけで起こったことで,中にはそれが1日だけの話であったりするから驚く。
畑を耕し、たくさんの良い本に出会い、ちょっと充実

良かった本をご紹介したくて久々に書きます。
1冊目は恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」
これは映画化されているのでもう見た方もいらっしゃるかもしれませんが、
とにかく文章でこれだけ音楽を語れるのかということに驚きです。
あまりたくさんのクラシック音楽を知らない私でも音楽会にいった気分が味わえます。
頭の中でピアノの音が鳴り響いてくる感覚にまでなって来るんです!
最近では聞きたい曲がYouTubeで聞けたりするので、
読み終えたらすぐその曲に浸れるというのも・・・今時ですね。
そして登場人物も皆魅力的な人たちばかり、とにかく清々しい。
恩田陸さんの物語は、頭の中にすごく色んな感情や景色を湧き出させ
長い旅をしたような感覚になることが多いのですが、実際、本の設定は
その場所だけで起こったことで,中にはそれが1日だけの話であったりするから驚く。