製材力に感謝!

2018年03月23日

       比良の雑木林のような宅地に建つ住まい。
       今回の木材は伊香立にある川井製材さんの製材によるもの。
       美しいです!





       川井製材さんは天然乾燥にこだわっておられ、構造材は1年に1軒か2軒分だけ。
       しかも、設計図の伏図を読んで場所ごとに想いを巡らせ製材してくれたとか。
       感激です!!

       林の中に建つ住まいは可能な限り高さを押さえコンパクトに設計しています。
       中に立つとどの材も目に近く存在感が出てしまうのですが、
       木目の落ち着いた梁はすっきり軽やかに見えます。
         


Posted by 色えんぴつ at 11:29Comments(0)家づくり地域住まい手仕事

快晴の下、上棟!

2018年03月14日

      穏やかな日差しの下、無事棟が納まりました。
      施主様ご夫妻と大工、社長が一緒に掛矢を振り上げます。



      北比良の雑木林のような住宅地。
      作業中もご近所の方が次々と声をかけてくださり、
      引っ越してこられる前から、コニュニティの仲間入り。



      施主様のお話では、土地を見に来た時から
      声をかけてくださる方が多く、雰囲気が良かったので
      この土地に決めたとのこと。  


Posted by 色えんぴつ at 11:18Comments(0)家づくり地域住まい

三菱一号館美術館

2018年03月02日

      2日間、5名の著名な建築家の講演会を聞かせてもらいに東京へ行ってきました。
      1日目は木構造について大橋好光先生と山辺豊彦先生。
      ・大地震の後も住み続けられる家を造るためにどうするか
      ・地盤を読み解き基礎の設計をきちんと行う等
      2日目は家づくりに「美しさを」ということで 岩崎駿介先生、伊礼智先生、松井郁夫先生
      様々な角度からの『美』について聞かせていただきました。
      耐震や省エネ等の性能に加え、住まいの基本を忘れず
      『人と人がコミュニケイトする場をデザインする』『関係性の美』等
      大切にしたいことを再確認させていただきました。

      そしてついでに、前から気になっていた『三菱一号館美術館』へ行ってきました。
      1894年にジョサイア・コンドルの設計で建てられた建物を
      当時の設計図や保管部材を使用するなどして明治・大正期の姿を可能な限り
      復元し、2009年に竣工した建物です。



      この階段の手すりの青い石も黒っぽいものは保存部材、
      その他の部分は中国の五雲石だそうです。
      その他にも230万個のれんがを当時の製法で焼いて同じように積み上げているとか
      復元のためのエネルギーは計り知れない・・・
      どなたか熱い想いを持った方がいらっしゃったのでしょうね。



      お庭もとても素敵!
      東京駅近くだなんて思えないですよね。



      近寄ってみると、樹種にも驚き!
      イングリッシュガーデン風ですが植えてあるものは
      桜・あじさい・沈丁花・アオキ・ハラン・千両・柊南天・トクサ・ツルニチニチソウ
      ヤブラン・ツワブキ等 
      バラとクリスマスローズもありましたが、日本のどこの庭でも見られるようなものばかり。
      それぞれの良さを見直してしまいました。

        


Posted by 色えんぴつ at 12:20Comments(0)手仕事景観お気に入り