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Posted by 滋賀咲くブログ at

一人ビブリオバトル 2冊目

2020年05月12日

    一人ビブリオバトルの2冊目は
    本屋大賞ノミネート作 砥上裕將さんの 『線は僕を描く』



    ラジオで紹介されていたのですが、本を読んでいるうちに描かれている絵を
    見ているような気がしてくるということでした。
    
    ちょうど言葉で音楽を表現できる人がいるんだと感動していたところだったので
    言葉で絵を表現する小説にも興味津々。

    作者自身が水墨画家で、ストーリーも水墨画について書かれているので
    リアルに深く表現できているのでしょう。
    本当に線の一本一本を描く心境が伝わってくる気がします。

    水墨画と聞くとあまりなじみがなく、地味な印象があるのですが、
    ストーリーはやわらかく温かな印象です。
    そして、水墨画に自分が抱いていたイメージが全く違ったものに変わりました。
    シャープな線、たおやかな線、力強さを感じたり、光に輝いている感じがする等
    奥深いな~と

    『蜜蜂と遠雷』にも言えることですが、どちらも登場人物の素直さや心が前のめりに
    開いていく感じがとってもいい!
      


Posted by 色えんぴつ at 12:52Comments(0)お気に入り

一人ビブリオバトル

2020年05月08日

   どこへも出かけられない長いお休み。
   畑を耕し、たくさんの良い本に出会い、ちょっと充実音符

   良かった本をご紹介したくて久々に書きます。

   1冊目は恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」




   これは映画化されているのでもう見た方もいらっしゃるかもしれませんが、
   とにかく文章でこれだけ音楽を語れるのかということに驚きです。
   あまりたくさんのクラシック音楽を知らない私でも音楽会にいった気分が味わえます。
   頭の中でピアノの音が鳴り響いてくる感覚にまでなって来るんです!
   最近では聞きたい曲がYouTubeで聞けたりするので、
   読み終えたらすぐその曲に浸れるというのも・・・今時ですね。

   そして登場人物も皆魅力的な人たちばかり、とにかく清々しい。

   恩田陸さんの物語は、頭の中にすごく色んな感情や景色を湧き出させ
   長い旅をしたような感覚になることが多いのですが、実際、本の設定は
   その場所だけで起こったことで,中にはそれが1日だけの話であったりするから驚く。


  


Posted by 色えんぴつ at 16:55Comments(0)お気に入り

滋賀芸術学舎

2020年03月27日

    お客様に建物のイメージを作ってもらうために描く絵がもっと上手く描けたら・・・
    と思い通い始めた『滋賀芸術学舎』
    描きながらなんだか癒されています。



    チョークアート 雨跡付  


Posted by 色えんぴつ at 15:50Comments(0)お気に入り

『間取り』 ワークショップ

2020年03月03日

   四週連続の『間取りのヒント 3人展』 最終ワークショップ

   女性3人のご参加。
   和気あいあいとじっくりプラン作りに取り組んでいただきました。

   この土地に今の家族5人で住むならば・・・3人で住むならば・・・
   と、考えていただきました。



   お父さんの作業場を庭に作りたい。
   時代劇のお城のような廊下で部屋をつなぎたい。
   気功やヨガなど人が集まって何かをする場所にしたい。等々・・
   皆さんそれぞれしっかりイメージをお持ちでしたので
   私たち設計士3人と対話しながら、素敵なプランにまとめていただけました。

   参加者の皆さんからはご好評いただきましたので、また次回も企画したいと思います!  


Posted by 色えんぴつ at 13:07Comments(0)家づくり住まいお気に入り

吉野弘  生命は

2020年01月21日

    今年も1年の始まりに素敵な詩に出会うことが出来ました。
       忘れないように書き留めておきましょう。

       『生命は』   吉野弘

       生命は
       自分自身だけでは完結できないように
       つくられているらしい
       花も
       めしべとおしべが揃っているだけでは
       不充分で
       虫や風が訪れて
       めしべとおしべを仲立ちする
       生命は
       その中に欠如を抱き
       それを他者から満たしてもらうのだ

       世界は多分
       他者の総和
       しかし
       互いに
       欠如を満たすなどとは
       知りもせず
       知らされもせず
       バラまかれている者同士
       無関心でいられる間柄
       ときに
       うとましく思うことさえも許されている間柄
       そのように
       世界がゆるやかに構成されているのは
       なぜ?

       花が咲いている
       すぐ近くまで
       虻の姿をした他者が
       光をまとって飛んできている

       私も あるとき
       誰かのための虹だったろう

       あなたも あるとき
       私のための風だったかもしれない

  


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ウィーン・モダン展

2019年12月12日

     大阪国立国際美術館の『ウィーン・モダン展』最終日に滑り込み
     設計事務所に勤め始めた頃、初の海外一人旅がウィーンだったこともあり
     クリムトやエゴンシーレ、ロッシ等名前を聞くだけでワクワクしてしまう!
     あの頃の感動を思い出したひと時でした。



最近の美術館は写真OKなんですね!  


Posted by 色えんぴつ at 12:38Comments(0)お気に入り

季節の写真

2018年10月03日

   いくつになっても中学時代の友人がBirthday Card を贈ってくれます。
   今年も素敵な写真とともにいただきました。



   散歩道で見つけた景色を切り取って届けてくれました。
   感謝!  


Posted by 色えんぴつ at 17:32Comments(0)お気に入り

田中一村展

2018年08月28日

  『田中一村展』を観に久々に佐川美樹幹へ。



  独特の色彩で緻密に描かれた植物がほんとにきれいでした。
  そして、会場が佐川美術館であったことも良かった点の一つ。





  ゲートを越えた時から高まる期待感。
  見終わった後も余韻に浸ったていられる清々しい空気感がいい。

    


Posted by 色えんぴつ at 11:39Comments(0)お気に入り

三菱一号館美術館

2018年03月02日

      2日間、5名の著名な建築家の講演会を聞かせてもらいに東京へ行ってきました。
      1日目は木構造について大橋好光先生と山辺豊彦先生。
      ・大地震の後も住み続けられる家を造るためにどうするか
      ・地盤を読み解き基礎の設計をきちんと行う等
      2日目は家づくりに「美しさを」ということで 岩崎駿介先生、伊礼智先生、松井郁夫先生
      様々な角度からの『美』について聞かせていただきました。
      耐震や省エネ等の性能に加え、住まいの基本を忘れず
      『人と人がコミュニケイトする場をデザインする』『関係性の美』等
      大切にしたいことを再確認させていただきました。

      そしてついでに、前から気になっていた『三菱一号館美術館』へ行ってきました。
      1894年にジョサイア・コンドルの設計で建てられた建物を
      当時の設計図や保管部材を使用するなどして明治・大正期の姿を可能な限り
      復元し、2009年に竣工した建物です。



      この階段の手すりの青い石も黒っぽいものは保存部材、
      その他の部分は中国の五雲石だそうです。
      その他にも230万個のれんがを当時の製法で焼いて同じように積み上げているとか
      復元のためのエネルギーは計り知れない・・・
      どなたか熱い想いを持った方がいらっしゃったのでしょうね。



      お庭もとても素敵!
      東京駅近くだなんて思えないですよね。



      近寄ってみると、樹種にも驚き!
      イングリッシュガーデン風ですが植えてあるものは
      桜・あじさい・沈丁花・アオキ・ハラン・千両・柊南天・トクサ・ツルニチニチソウ
      ヤブラン・ツワブキ等 
      バラとクリスマスローズもありましたが、日本のどこの庭でも見られるようなものばかり。
      それぞれの良さを見直してしまいました。

        


Posted by 色えんぴつ at 12:20Comments(0)手仕事景観お気に入り

心に響く言葉  Part 1

2018年01月09日

     新年あけましておめでとうございます。
     本年もどうぞよろしくお願いいたします。

     お正月休みをゆっくりいただいて、気持ちがニュートラルになっていたせいか、
     様々なものから いくつか心に響く言葉に出会いました。
     忘れないように書き留めておこうと思います。

     まず一つ目は 『陰徳善事』
     善い行いをして人にお礼を言ってもらったり、ほめてもらったりしては徳を積む
     ことにはならない。誰にもわからにところで良いことをしてこそ・・・みたいなことらしい。



     この言葉は「琥珀の夢」:伊集院静著 にありました。
     高校生の息子が夢中になって読んでいるので借りて読んでみると
     サントリーの鳥井信治郎さんのお話。
     明治の初めの若者のサクセスストーリーですから読んでるだけで元気が出てくる。
     大八車に大きな荷物を積んでひたすら歩く、そんな人が大勢行きかっていた町の様子など
     エネルギーが満ちてくる気がして、そのイメージと先の言葉が合わさって印象に残りました。
     大阪にいたときの設計事務所が船越町で、小説の舞台は釣鐘町や島町、道修町と
     いうこともありイメージが広がりました。

     また次回も心に響く言葉 の続きを書きたいと思っています。

       


Posted by 色えんぴつ at 12:59Comments(0)住まいお気に入り